竜巻等による突風の被害が相次いでいます。
埼玉・千葉の竜巻は特に被害が大きく、全壊した建物もあったようですね。
この竜巻で人・車・建物の被害に関しては、それぞれ
傷害保険(入院されると医療保険)・自動車保険・火災保険で
保険金がおりるのですが
この中で火災保険に関しては保険が適用されないor全額補償されないケースがあるので注意が必要です。
まず保険が適用されないパターンですが、これは竜巻は風災もしくは自然災害の対象となるので
その項目に補償内容が含まれていないと(例えば『火災のみ補償』等)適用できません。
次に全額補償されないケースですが、これは火災保険の支払いの方式によります。
現在の火災保険は『実損払い』という方式が主流です。
こちらは要は1000万の被害が出たら1000万払いますよという方式です。
これに対し昔の火災保険は『比例払い』という方式が主流でした。
こちらは1000万の被害でも築年数等の関係で600万しか払いませんよという方式でした。
火災保険は数十年という長期で加入しているパターンが多いので
現在でもこの比例払いの契約で加入してしまっている場合があるので注意が必要です。
また、たとえ実損払いでも風災や自然災害の場合は
支払い限度額が数百万しか出さないなんていうプランも存在します。
そんな契約竜巻で全壊したら一巻の終わりですよね。
時代にあわせて保険も進化していきます。
他の保険種目にも言えることですが、
その時代に合った保険に加入し、カスタムしていくことが重要だと思います。
リスクコンサルタント
勝見