土砂崩れの原因と保障の違いについて
先日の台風26号によって伊豆大島で大規模な土砂崩れが発生し
多くの方が死亡、または行方不明となっています。
また、滋賀県に特別警報が発令された台風18号でも土砂崩れによって
県内で犠牲者が出てしまいました。
このように土砂崩れは局地的ではありますが人や物に対して深刻な被害を与えてしまいます。
ちなみに、土砂崩れの主な原因としては大きく分けて
・雨
・地震
の二つに分類されますが、
この原因の違いによって住宅に被害が発生したときに保険で保障される金額が異なってきます。
まず、大雨や台風が原因の場合、土砂崩れの直接的な原因は雨(水)になるので
災害のカテゴリーとしては水災もしくは水害となります。
なので火災保険で水災に対応している保障に加入している場合のみ、保険金が支払われます。
注意して頂きたいのは高台に自宅がある方です。
床上浸水はないとタカをくくって水災の保障を外してしまうと、
この場合保険がききませんのでご注意ください!
次に、地震が原因の場合、そもそも火災保険ではなく地震保険での適応となります。
地震保険は、火災保険のように被害額ベースで支払われるのではなく
火災保険で掛けている金額の半分を限度として
建物の被害状況の割合で支払われます。
なので被害額の全額が保障されることはまずありません。
土砂崩れの危険箇所は各自治体のハザードマップに記されています。
ただあくまでも目安です。記載されてなかった箇所は土砂崩れが起きないとは限りません。
一度参考に見てみてもいいでしょう。
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